毎年桃の節句が近づくと、吉田病院内のきずなルームの和室にお雛さまが飾られます。
最近では珍しくなった7段飾りの立派なお雛さまは、地域のかたからご寄付いただいたものです。
平和会でとりくんでいる地域緩和ケアは、緩和ケア病棟だけでなく在宅医療(往診や訪問看護など)との連携で、その方らしく過ごしていただくためにサポートを行っています。
「きずなルーム」はその拠点として、サロンを行ったり家族さまに利用していただいたりしています。
また、定期的に開催している「きずな学習会」の会場になることも。
2月に行ったランチョンセミナーで報告された事例も、訪問看護ステーションと診療所との連携で、在宅でのお看とりを支えたケースでした。お亡くなりになった後にも家族さまの訪問を行い、「関わってもらえて安心だった」という言葉をもらえた、というものでした。
もう一つは、緩和ケア認定看護師から「告知」についての考察でした。
患者さまの願いをかなえるために、ご家族さまへのサポートも欠かせないこと、グリーフケアは看護師にとっても重要なとりくみであることなどを学びました。